北海道の観光業は、コロナ禍で大きな影響を受けました。
一方、道独自の観光振興策「どうみん割」は道民の2人に1人がご利用いただいた計算です。2022年の道内宿泊者数は3000万人を超え、東京都に次いで全国2位の実績となり、観光需要を下支えしました。
いまこそ、世界的な需要回復の波を確実に捉え、復活から飛躍に向けて取り組みを加速していくときです。
そのため、「HOKKAIDO LOVE!割」による需要の喚起をはじめ、アジアはもとより欧米市場の開拓など、私みずからも汗をかく積極的なトップセールスを展開し、外国人観光客の戦略的な誘客活動に取り組みます。
特に、今年9月、体験型観光の国際イベント「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」が、アジアで初めて北海道でリアル開催されます。アドベンチャートラベル(AT)は、欧米を中心に70兆円を超える市場規模です。
サミットを契機として、多彩なコンテンツの磨き上げや質の高いガイドの育成などに取り組み、アドベンチャートラベルでアジアをリードしていきます。
また、ウポポイをはじめとしたアイヌ文化、北海道・北東北の縄文遺跡群世界文化遺産、知床世界自然遺産や国立・国定公園など本道の豊かな歴史、文化、自然の発信。さらに、ワインツーリズムなど豊かな食との組み合わせといった本道の魅力を体験できる観光を推進していきます。