知事として最も重要な仕事は、道民の皆さまの命と暮らしを守り抜くことです。
昨年7月以降、エネルギー、原材料、食料等安定供給、そして中小企業や生活に困窮する皆さまへの支援に総額1376億円を措置し、緊急経済対策を切れ目なく実施してきました。
しかし、価格高騰の影響は長期化しています。道民の皆さまの生活や事業者の方々の経営環境が一層厳しくなることが懸念されます。そのため、道民の生活の安定と足腰の強い地域経済の構築に向けて、さらに切れ目なく取り組んでいくことが重要です。
物価高騰の影響緩和、子育て世帯への支援、需要喚起や経営力強化など、今後も支援を必要とする方々の声を受け止め、機動的にしっかりと対策を講じていきます。
道民の皆さまの命を守るため、巨大地震をはじめとした災害への備えを強化し、暮らしを支える基盤をつくっていきます。日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震への備えとして、市町の避難施設の整備等を促進するため道独自の財政支援を行います。
コロナの感染症法上の位置づけの5類移行に向け、医療提供体制の整備などに万全を期します。そして、新たな感染症を見据え、司令塔機能を強化するなど柔軟で機動的に対応できる体制を整備します。
医療や福祉人材はもとより、農林水産業や建設業、運輸業、観光業などの人手不足に直面する分野の人材を確保するとともに、デジタルなどの専門人材の育成やスタートアップに挑戦する環境づくりなど北海道の未来を支える人づくりを推進します。